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様々な想いが交差する!3rdシリーズ『真実』編!!
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・・・・・・。

「あれ・・?」
「落ち着いた?」

生きてる・・・。

このまま死ぬんだと思ったのに・・・。

・・・・・・。

良かった・・・。

「もう、ビックリしたよ。苦しんでるんだから」
「俺・・・、どうしちゃったの?」
「過換気症候群を起こしたんだよ」
「・・・かかんきしょうこうぐん?」
「過呼吸の事」
「・・・!ああ・・・」

過呼吸か・・・!

本とかで何度か見た事はあるけど、あれがそうだったのか・・・。
まさか自分でなるとは思わなかった・・・。

憂樹が紙袋を片付けてる。
って事は・・・。

「・・・ペーパーバッグ法だっけ?」
「そう。これ使って二酸化炭素を吸わせたんだよ」

さすがと言うか・・・。凄いな・・・。

「死ぬかと思った・・・」
「大丈夫だよ。過呼吸じゃ死ぬ事は無いらしいから」
「そうなの?」
「ま、あんまり酷いとショックで心臓に負担がかかって、ってのも
 可能性としてあるらしいけど、それは稀なケースらしいし」
「へえ・・・」

確か過呼吸って・・・、過剰な不安やストレスを感じると引き起こすんだよな。
しかも性格的に不安とかを抱えやすい人間がなりやすいってあったような・・・。

だとしたら、理由は簡単だな・・・。

「明日、病院に行った方が良いよ。また起こしたら嫌でしょ?」
「そうだね・・・」

病院か・・・。失恋のショックで病院に行くだなんて重症過ぎる。
どんだけ情けない人間なんだ俺は・・・。

それにしても、憂樹は理由を聞いて来ないな・・・。

察しがついてる、って事かな・・・?

「もう少し傍にいた方が良い?」
「え?ああ・・・、そうしてくれると嬉しいかな・・・」
「じゃあちょっと着替えて来るね。少し待ってて」

・・・・・・。

「ただいま」
「・・・・・・」
「・・・?どうしたの?」
「怖かった・・・」
「え?」
「こわ・・・かった・・・。ホントに・・・、死ぬかとおも・・・」

俺は泣き出してしまった・・・。

本当に怖くって・・・、しょうがなくって・・・。

どうして良いのか分からなくって・・・。

「まさと・・・」

俺は・・・、ただ泣く事しか出来なかった・・・。

「しょうがないな・・・。ほら」
「・・・!?」
「特別だよ」

憂樹が急に、俺を抱擁してくれた・・・。

しかも俺の頭が・・・、憂樹の胸の所に・・・。

「落ち着くでしょ」
「え・・・。いや・・・」
「しばらくこうしててあげる」

落ち着くどころか・・・、逆にドキドキして来るんだけど・・・。
憂樹の体温って言うか温もりが伝わって来て・・・。

でも・・・、あったかいな・・・。

本当にだんだん落ち着いて来た・・・。

それに何だか・・・、だんだん・・・、眠く・・・。



「・・・まさと?」
「・・・・・・」
「もう、しょうがないんだから」
「スー・・・」
「おやすみ、まさと」



つづく



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~another story from yuki~vol.9「確認」

「あれ・・?」
「落ち着いた?」

良かった・・・。

「もう、ビックリしたよ。苦しんでるんだから」
「俺・・・、どうしちゃったの?」
「過換気症候群を起こしたんだよ」
「・・・かかんきしょうこうぐん?」
「過呼吸の事」
「・・・!ああ・・・」

呼吸が異常に荒かったから分かった。これは過呼吸だって。
さすがに最初は焦ったけど、すぐに気付いて良かった。
ちょうど紙袋もあった事だし・・・。

「・・・ペーパーバッグ法だっけ?」
「そう。これ使って二酸化炭素を吸わせたんだよ」

・・・まさか、帰りに買い物したのが役に立つとは思わなかった。
ラッキーだとしか言いようが無いよ。

「死ぬかと思った・・・」
「大丈夫だよ。過呼吸じゃ死ぬ事は無いらしいから」
「そうなの?」
「ま、あんまり酷いとショックで心臓に負担がかかって、ってのも
 可能性としてあるらしいけど、それは稀なケースらしいし」
「へえ・・・」

まさとが過呼吸だなんて・・・。理由は大体、察しがつくな・・・。

まだ傷の痛みに慣れてないのかな・・・。

「明日、病院に行った方が良いよ。また起こしたら嫌でしょ?」
「そうだね・・・」

本当は原因を取り除くのが一番らしいけど
こればっかりは、まさと本人が乗り越えなきゃいけない事だしな・・・。

「もう少し傍にいた方が良い?」
「え?ああ・・・、そうしてくれると嬉しいかな・・・」
「じゃあちょっと着替えて来るね。少し待ってて」

・・・パジャマで良いか。この後すぐに寝ちゃおう。

「ただいま」
「・・・・・・」
「・・・?どうしたの?」
「怖かった・・・」
「え?」
「こわ・・・かった・・・。ホントに・・・、死ぬかとおも・・・」

泣き出しちゃった・・・。

「まさと・・・」

よっぽど怖かったんだろうな・・・。
過呼吸って、死なないけど物凄く苦しいから・・・。

・・・・・・。

「しょうがないな・・・。ほら」
「・・・!?」
「特別だよ。・・・落ち着くでしょ」
「え・・・。いや・・・」
「しばらくこうしててあげる」

よっぽど悲しかったんだね・・・。
こんな時は、誰かの温もりが欲しくなるんだよね。

私自身、同じような経験をしてるしよく分かる。

ちょっと恥ずかしいけど、こうしてれば大分気持ちが楽に・・・。

「・・・まさと?」
「・・・・・・」

・・・寝ちゃってる。

「もう、しょうがないんだから」

ま、落ち着いたって事だし良いか。

「スー・・・」
「おやすみ、まさと」



「・・・さて。今日はまず、現状の確認といきましょうか」
「そうだな。一度整理してみた方が良い」
「御願いします!」
「アキラは・・・、まだ連絡無しか・・・」
「まあしょうがないだろ。三人でやろう」
「じゃあ、まず今回のターゲットから。相手は三人。
 まず鈴木華穂。『treasure』でのHNはフィン。
 次に山口優希子。『treasure』でのHNはマッキー。
 そしてガッティ。本名が分からないけど、mixiではニキティ。
 現在、この三人に共通して使えるネタは・・・、mixiで複数IDを使っている事。
 それくらいしか無いのが現状ね」
「あれ?ガッティも複数IDをやってたんですか?」
「ガッティのマイミクを調べると、『ノリ吉』って言うのがいる。
 こいつがガッティのもう一つのIDだ」
「ゴメン、私もジュンも自分だけで調べてたから
 ちょっとマコトを置き去りにしちゃったね」
「いえ・・・、私も自分で調べるべきでした。ごめんなさい」
「鈴木華穂、山口優希子と違ってこっちは
 複数である事を公言してない。むしろ別人のような振舞いだ。
 まあ文体の特徴がほぼ同じだった事と
 日記の内容にアキラがくれたネタとの関連性が認められたんで
 二人が同一人物だと断定したんだ」
「鈴木華穂と山口優希子が複数IDをやったのは
 まさとさんに日記を読まれたくないからでしたよね?」
「そうだろうな」
「じゃあガッティはどうして同じ事をやらないんでしょう?
 既にやってるからですか?」
「おそらく、コイツら三人ともそうなんだろうけど
 複数IDをやっても大丈夫だと思ってる。理由は分からないが
 今まで通りやっていればバレないだろうと考えてるんだろうな」
「ま、ずっとログインが三日前以上になってる事を見ればそうでしょうね。
 普通ならPCと携帯で使い分けるから、そんなには開かないわよ」
「つまり、コイツはアカウントを二つにしようが三つにしようが関係無いんだ」
「じゃあ何故増やさないのか?それは増やす必要が無いから。
 理由は・・・、まさとには見られない確信があるから」
「・・・あ!!」
「思い出した?ガッティは、まさとをアクセスブロックしてるの。
 だから複数IDを増やす必要が無いって事」
「すいません・・・、忘れてました」
「おいおい、状況把握を怠ると的確な判断が出来なくなるぞ」
「はい・・・」
「ま、本業じゃないし大目に見るけど・・・
 ジュンの言う通りだよ。普段から意識してないと。
 ・・・って、頼んでる私が言うのもどうかと思うけど」
「気を付けます!」
「じゃあ、話の続きをしましょうか。
 ガッティに関しては、mixiの複数IDとアキラのネタ。
 この二つでそれなりに罰を与える事は出来るけど・・・
 正直に言えば、もうあと一歩が欲しいの」
「鈴木華穂と山口優希子も、mixiを強制退会くらい出来るだろうけど・・・
 それじゃ満足出来ない。だな?」
「まあね・・・」
「ユキ・・・、今更こんな事を言うのも何だが・・・」
「分かってるわよ・・・。でもね、今回だけは許せないのよ・・・。
 コイツらは絶対に・・・」

過呼吸を起こす程、ショックを受けるなんて
普通の失恋じゃない・・・。

まさとが精神的にデリケートで弱い部分があったせいもあるけど・・・
それを差し引いたとしても、ここまで傷つけて後はのうのうと暮らし
挙句の果てにはまさとの方を悪人扱いだなんて・・・。

コイツらのやってる事は異常だ!!!

「まあ、ここまで来たんだ。今更引く気も無いけどよ・・・
 結局どうすれば満足なんだ?」
「・・・正直に言って良いかな?」
「そうしてくれた方がありがたいな」
「やっぱり、完膚なきまでに叩き潰す方法を取りたいの」
「どんな方法だ?」
「mixiはもちろん、『treasure』も退会させてやるの」
「!!!」
「・・・!」
「お前・・・、そんな事出来るのか!?」
「まさか、やっぱりアキラさんにクラッキングさせるつもりじゃ・・・」
「それだけは絶対にやめろ!アイツなら、お前が言えば本当に決行するぞ!」
「二人とも落ち着いてよ・・・。誰もそんな事言ってないじゃない」
「え・・・、あ、そうですね・・・」
「・・はは、悪い悪い。つい取り乱しちまった」
「そんな方法じゃなく、もっと合法的なやり方でね・・・」
「・・・今のユキさん、また怖くなってましたね」
「ああ。本当にクラックするとか言い出しかねない雰囲気だった・・・」

・・・本当にクラッキングでもしてやりたい所だけどね。

でもそれじゃ・・・、結果的にアイツらと同類になっちゃう。

独善的な正義をかざしてるアイツらと!

それだけは絶対に避けなきゃいけない・・・。

まあ、こんな事をやってる時点で半分は同類みたいなもんだけど・・・。

「・・・で?さっきも聞いたけど何か方法はあるのか?」
「ううん、それはまだだけど・・・。
 でも何かある筈よ。アイツらを叩き潰す何かが・・・!
 それを必ず見つける。見つけてみせる・・・!!」
「しょうがねーな。こうなったらとことん付き合うぜ」
「ユキさん。絶対に見つけましょう!」
「ありがとう・・・」



さて・・・、頑張らなきゃ・・・。



つづく
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