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様々な想いが交差する!3rdシリーズ『真実』編!!
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さて・・・。
今日は大学は無理だな。眠い・・・。

とりあえずバイトなら行けそうだから
夕方まで寝るか。

もうすぐ9時か・・・。

「憂樹、今日は仕事休んだ方が良いんじゃないの?」
「そうだね・・・、まだちょっと熱あるし」
「じゃ、俺が会社に電話してあげるよ」
「え・・・、でも・・・」
「だって身内が連絡した方が良いだろ?」
「・・・じゃあ、御願いしようかな」
「はいはい」
「・・・この人にかけて。そうすれば分かるから」

『ジュン』って書いてある。何でカタカナなんだろう。あだ名かな?

「じゃ、ちょっと自分の部屋でかけて来るから」
「御願いね」

さすがに電話を聞かれるのはちょっと恥ずかしい。

えーっと、じゃあかけるか。
でもちょっと緊張するな。俺って人見知りするタチだから・・・。

プルルルルルル・・・

『もしもし?』
「あ、おはようございます。私、柴原の身内の工藤と申します」
『え!?あ、ハイ・・・』

驚いてる。
そりゃあ憂樹の携帯から男の声が聞こえて来たら驚くよな。

「柴原なんですけど・・・、実は昨夜から熱を出してしまったんですよ」
『そうですか・・・。そう言えば昨日から調子が悪そうでした』
「それで、まだ治り切って無いので、今日は休ませて頂けないかと思い連絡したんですが」
『分かりました。そう言う事でしたら構いません。
 きちんと治してから出て来るように伝えて頂けますか』
「はい、伝えておきます」
『柴原は・・・、寝てますか?』
「はい、一度起きたんですけど、薬を飲んでまた寝てしまいました」

本当は起きてるけど、この様子だと代わってくれって言うだろうから
それはちょっと避けてあげよう。

『・・・そうですか。それじゃあ、御大事にとも伝えて下さい』
「はい。それでは失礼します」
『失礼します』

ふー・・・。

緊張したあ・・・。

知らない人と喋るって神経使うなあ・・・。



「電話して来たよ」
「何て言ってた?」
「きちんと治してから出て来るように、ってさ。あと御大事にって」
「分かった。ありがとう。まさとは今日どうするの?」
「俺は大学は休むよ。ちょっと眠いから。
 少し寝て、夕方からバイトに行く」
「ごめんね、私のせいで・・・」
「いやいや、俺が好きでやった事だし構わないよ」

また自己嫌悪にさせたらマズイからな・・・。

「そう言えば、熱って今は何度なの?」
「37度2分だよ」
「まだちょっとあるんだね」
「また寝れば良くなると思うよ。薬も飲んだし」
「じゃ、寝るまで側にいようか」
「いいよ!だって、まさとは一睡もしてないんでしょ?」
「まあね、ははは・・・」
「まさとはもう寝て良いよ。バイトも行けなくなるよ」
「・・・じゃあ、冷えピタを置いとくからさ。
 これなら、ぬるくなっても自分で代えられるだろ?
 後は、飲み物もここに置いとく。
 何かあったら携帯に電話して良いよ。お腹が空いたら何か作るし」
「うん、ありがとう」
「遠慮するなよ?別に俺は迷惑って思ってないんだから」
「分かった」
「んじゃ、お休み」
「はーい」



俺はシャワーを浴びると、ベッドに倒れ込んだ。

良かった。何とか隠し通せた。
実は眠くって倒れそうだったんだよな。必死に堪えてたんだ。

強がるってのも楽じゃないな、ははは・・・。

俺は、そんな事を考えてる内に眠ってしまった・・・。



・・・・・・。

目が覚めてしまった。
まだ12時か。寝てから三時間くらいしか経ってない。
夜が開けてから寝るのって苦手なんだよな。どうもすぐに目が覚めちゃうんだ。

とりあえず・・・。憂樹の様子でも見に行くか。



憂樹の部屋の前に来た。
寝てるだろうから、ノックをしたらまずいよな・・・。

「憂樹・・・?」

かろうじて聞こえるくらいの大きさで聞いてみた。
これなら寝てても起きる事は無いだろ。

・・・・・・。

返事が無いな。やっぱ寝てるのかな。
俺は、ドアを開けてみた。

だが次の瞬間、俺は自分の目を疑った。

「・・・あれ!?」

憂樹が・・・、いない!!!



トイレかと思って確認したが、そうでは無かった。

「おい、憂樹!!!」

家中を探し回ったが、どこにもいない。
そんなに広い訳じゃないので、探すだけならすぐ終わったが・・・。

何だ、どうなってる。憂樹はどこに行った?
俺が寝てる間に何があったんだ!?

「・・・!」

俺は慌てて自分の部屋に戻った。
携帯に何か残ってないかと思ったからだ。

しかし・・・、メールは届いてないし着信も無かった。

心臓がドキドキ鳴ってる。
今、何が起こっているのか見当もつかない・・・。



俺が・・・、寝たりしなければこんな事には!!!

まあ、何かあったとは限らない。
仮に泥棒や強盗が入ったとしても、家が荒らされた形跡は無いし
俺だけが無事と言うのも何かおかしい話だ。

と言う事は、憂樹は自分の意思でどこかに行った・・・?

でも、風邪を引いてる身体で、どこへ何をしに・・・?

試しに憂樹の携帯に電話をかけてみたが・・・
電源が入ってないみたいだ。これじゃメールを送っても読まれないだろう。

憂樹・・・。何があったんだ!?

お前・・・、どこで何をしてるんだ!!!



つづく(次回は憂樹サイドの話です!)



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