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様々な想いが交差する!3rdシリーズ『真実』編!!
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「で、どうするの?あそこに参加してみる?」
「うーん・・・、やめとく」
「何で?」
「難し過ぎるよ・・・、推理物が特別好きって訳でも無いし」
「そう。じゃあ仕方ないね。
 これがきっかけで目覚めてくれたら良いのにって思ってたんだけど」
「憂樹は高校の時、推理同好会に入ってたんだろ?
 推理物が好きだったの?」
「いろいろ読んでて詳しかったから、牧野君にスカウトされたんだよ。
 まあかけもちだから本格的には参加出来なかったけど」

・・・それでも主宰をやる人と同等に話してたな。
本当に底が見えない。

「あ、そうだ憂樹。ちょっと聞いてみたいんだけど」
「ん?」
「推理力って、どうやって鍛えるの?」
「推理小説読みまくれば良いのよ」
「いや、もうちょっと具体的と言うか・・・」
「十分具体的じゃない」
「まあそうなんだけど・・・」

やりにくい。
憂樹の場合、普通にやってる事が鍛錬に繋がってるからな・・・。

「分かりにくい?」
「・・・うん」
「じゃあ、言い方を変えてみようか」
「是非お願いします」
「私の考えでは・・・、推理力って言うのは想像力でもあるんだよね」
「想像力?」
「例えばね。さっきのトリックだって、あんなやり方って想像出来た?」
「・・・全然」
「想像力を鍛えると、いろんなやり方が浮かんで来るの。
 密室の謎だって出方をあれこれ考えて、そこから試してみるでしょ」
「ああ、このやり方で扉が開くのか、とか」
「そうそう。そういうのがどれだけ浮かぶかがポイントなんだよ。
 慣れてくれば、どうやれば出られるかなんてすぐ浮かぶよ」

・・・本当に探偵みたいだ。

「で、そう言う想像力を鍛えるには本を読むと良い訳」
「結局そこに辿り着くのか・・・」
「知識は武器だよ。何をどうすればどうなるのか、って言うのを色々知っておけば
 推理力を鍛えられるし、普段の行動とか会話にも役立つし」
「名言だな・・・」

『知識は武器』か。
俺が憂樹は強いと思う理由の一つはそこにあるな。
いろんな事を知っているし。

「まあ、それはそれとして」
「え」
「結局どうする気なの?また違うイベント行く?」
「あ、そうか」

うーん・・・。やっぱそれだよな。
いろんな所に行けば魅力を感じるとこに当たるかも知れない。

「言っとくけど、もう私は紹介出来ないよ」
「・・・そうなの?」
「当たり前でしょ。私はイベントの宣伝係じゃないんだよ」

ごもっともです。

「じゃあ、どうしようかな。自分で探すか・・・」
「まあネットで探せばいくらでも見つかるだろうけどね」
「ネットかあ」

でもネットとなると物凄い数のイベントが出て来るだろうな。
その中から選び、参加しまくって自分に合った物を見つける。
なかなか大変そうだ・・・。

「あのさ、私、ちょっと思ったんだけど」
「え?」
「まさとって、何でバイトしてないの?」
「辞めたんだよ。試験で忙しかったから。まあ最初から短期でやってたんだけど」
「その時に友達とかは?」
「いや、全然。すぐ辞めちゃったから仲良くなる前に音信不通になって」
「じゃあバイトやれば良いじゃない」
「バイトを?」
「そう。いろんな人に会えるし、お金も入るし一石二鳥じゃない」
「バイトねえ・・・」
「それとも学校が忙しいの?」
「まあ、それはあるかな」
「だったら、週二とか週三とかでやれば?」
「・・・良いかもな。何か探してみよう」
「それと、もう一つ」
「何?」
「まさと、ゲームやる?」
「やるよ」
「どんなのやってるの?」
「うーん、いろんなの。RPGとかアクションとか」
「じゃあ、ネットゲームやってみなよ」
「ネットゲーム!?」

ネットゲームか・・・。
いろんなのがあるのは知ってるし、興味もあるにはあるけど・・・。
ちょっと踏み出しにくいって言うか・・・。

「でも何でネットゲーム?」
「あれって、いろんな人とチャットしながらやるでしょ?」
「らしいね」
「そうやってゲーム仲間が出来て、親しくなるってのもよくある話らしいよ」
「ああ、オフ会で会ったりとか」
「そうそう。私、面白いの知ってるからやってみたら?」
「え?憂樹ってゲームやってるの?」
「あら知らなかったの?」
「知らなかった・・・」

知らなかったのもそうだけど、意外と言うのが大きい。
あんまりゲームをやるイメージじゃない・・・。

「まあ・・・、せっかくだから始めてみようかな」
「決まりだね。面白い事になりそうじゃない?」

面白いと言うより・・・、大変な事になりそうだ・・・。

仕事と遊びを同時に探すんだぞ・・・。

どうなるのか想像もつかない・・・。



俺はこの時、予想も出来なかった。

いや、出来る筈が無かった。

まさかこの時の決断が、後々あの出来事に繋がって行く事になるなんて。

それはきっと、憂樹も同じくだっただろう。

そう。

憂樹でさえも、分からなかった事だったんだ。



つづく



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