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様々な想いが交差する!3rdシリーズ『真実』編!!
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今日は『treasure』の日だ。

が・・・。

今、俺は・・・。

「ねえ、くどっちも何か頼んだら?」
「え?そうだね・・・」

鈴木さんと一緒にいる。

夕方、鈴木さんから連絡が来たんだが・・・。

『あのさ、今日って優希子が急用らしいんだ』
「そうなの?じゃあ出来ないんじゃないの?」
『うん、中止にして欲しいって』
「レックスさんには伝えたの?」
『さっき伝えたよ』
「そっか。じゃあ今日は一人でレベル上げでもしようかな」
『ねえ、くどっちは今日ヒマ?』
「ヒマだけど?」
『じゃあさ、ちょっと今から出て来れない?』
「え?何でまた急に?」
『昨日さ、優希子と一緒にファミレスに入ってったでしょ』
「ぶっ!!」

・・・見られてたのか。

『いやー、二人がそんな関係だとは知らなかったよ』
「・・・そんなんじゃないよ」
『またまたー』
「違うっての」
『じゃあそこら辺をじっくり聞きたいんで、同じレストランで待ってるね』
「え!?いや、ちょっと!」

プー、プー、プー

・・・切りやがった。強引な人だな。

まあ良いか。どうせ暇だし。

ピピ

ん?山口さんからメールだ。

『華穂ちゃんから聞きましたか?私、今日は急用が出来ちゃったんです』

えーと。

『ちょうど今、聞いた所ですよ』と。

さて。出掛ける支度しないとな。
そう言えば鈴木さんはもう待ってるのかな。

待ってるって言ってたしな・・・、もう何か食べてたりして。

ピピ

ん?また山口さんだ。

『すいません。実は、今日彼氏と会うんです』

なるほどな、それじゃ鈴木さんに言えない訳だ。

しかし、何でそんな事を俺に言う必要があるんだろう。
後でまた俺に相談でもする気なのかな。

『デートですか?楽しんで下さいね』と。
これで良いか。



と、こんな事があって
俺は今、鈴木さんとファミレスにいる。

予想通り、鈴木さんは既に色々と頼んでいた。
・・・いや、別に良いんだけど。

俺も一通り注文すると、鈴木さんは早速山口さんの事について聞いて来た。

「でさ、何で優希子と一緒にいたの?」
「だって鈴木さん、昨日一人で帰っちゃったでしょ?」
「うん、まあね」
「そのせいで一人で帰るのが怖いって言うから、ついて行っただけだよ。
 で、せっかくだからご飯でも食べようってなったのさ」
「でも何でこっちまで来たの?」
「ついでだよ。大した手間や出費でも無いし」
「やっさしぃ〜!」
「と言うか、鈴木さんは何でそれを見れたの?」
「駅にいたんだよ。そうしたら二人が見えてね」
「ああ、なるほどね」

ここ、駅からすぐだもんな。

「ところでさ」
「何?」
「くどっちは、優希子の事どう思ってる?」
「・・・どうと言うのは?」

確かレックスさんにも同じ事を聞かれたな。

「ぶっちゃけ、好きかどうかって事」
「へ!?」

・・・そう来るとは思わなかったな。

「それは何故?」
「優希子って、くどっちの事が好きなんじゃないかって思うの」
「・・・そう?」

いや、それは無いぞ。
だって山口さんは彼氏がいて、そいつにベタ惚れなんだし。
そもそも今、彼氏と会ってるんだから。

・・・なんて言える訳も無く。

「いや、だって山口さんって男が苦手だし」

とりあえず話を合わせておくか。
鈴木さんは山口さんに彼氏がいる事を知らないし
俺がそれを知ってる、なんて事も知らないんだから。

「でもこないだのイベントの帰り、くどっちの傍に寄って行ったじゃん」
「ああ、あれね」
「あの時って何話してたの?」
「・・・いや別に。『コートありがとうございます』って」
「それだけ?」
「覚えてないけど。他愛も無い話だったよ」

いや・・・、嘘なんだけどね。
(第四十一話・『今までとこれから』参照)

「そっか。あ、あとさ、くどっちには割と心を開いてると思うんだよね」
「まあ、それはあるよね」
「でしょ?だから」
「・・・山口さんからそんな話とか聞いたの?俺が良いとか」
「『工藤さんって優しいよね』って言った事はあるよ」
「あるんだ」

そう言えば、昨日言ってたな。
『工藤さんって優しいから相談に乗って欲しいと思った』とかって。

「で、どう思ってるの?」
「いや・・・、悪くは思ってないよ。むしろ良い人だとは思ってるけど」
「お、そうなんだ!?」
「でも恋愛感情は持ってないね」
「何でよ」
「何でと言われても・・・」

彼氏がいるからとは言えないからな・・・。

「さっきも言ったけど、山口さんは男が苦手なんだし
 男にしてみれば、そう言う人は好きになりにくいよ」

まあ嘘ではない。彼氏がいると知る前はそう思ってたし。
良い感じになってドキッとした事はあったけど
その度に、後になってそこを思い出したんだよな。

「ふーん、そうなんだ」
「え、鈴木さんは俺と山口さんがくっついて欲しいの?」
「まあね」
「え」

認めやがった・・・。

「・・・何で?」
「だって優希子ってさ、男の人が苦手だったけど
 やっとまともに接したり出来る人が現れたんだよ。
 友達なら応援したくなるじゃない」
「うん、気持ちは分かるよ」

俺より前に、心を開いたりまともに接したり出来る男と会っていて
もう既にそいつと恋人関係になっているんですけどね・・・。

「それとも、くどっちは彼女いるの?」
「・・・いないよ」
「いないんだ」
「こないだフラれたばっかだしね」
「そうなの?・・・ごめんね」
「良いよ別に。もう慣れたから」
「じゃあ・・・、チャンスじゃない」
「はあ・・・」

いや、チャンスじゃないんだよそれは・・・。

そう思ってるのは鈴木さんだけなんだよ・・・。



・・・疲れるな。隠し事をしながら話すって言うのは。



つづく



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