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様々な想いが交差する!3rdシリーズ『真実』編!!
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「・・・あれ?これ、プロテクトが掛かってますよ」
「プロテクト?どう言う事だ?」
「パスワード解析プログラムを受け付けないように
 保護してあるって事ですよ」
「・・・!」

そこまでやるとは、えらく厳重だな。
まあ中身が中身なだけに厳重にならざるを得ないか。

「・・・どうします?」
「プロテクトを解除するってのは出来ないのか?」
「う~ん・・・。
 プログラムを分析してみればいけるかも知れないですけど
 それは止めといた方が良いと思いますよ」
「何でだ?」
「じゃあ逆に聞きますけど
 ジュンさんだったら絶対に見られちゃいけない物を保護する時に
 これくらいの事ってやらないですか?」
「・・・やるだろうな」
「で、そこから更に万が一の事を・・・
 つまりプロテクトを破ろうとする奴の事も考えますよね?」
「まあ、そう言う状況になったら、それはあり得るかもな」
「だとしたら、そう言う場合を想定して何をしますか?」
「・・・!
 なるほどな。そう言う事か。
 万が一の事を考えて、内容が消えるトラップを仕込んで置くって事だろ?」
「そうです。俺も、もし同じような立場になったらそれをやります。
 そしてそれは、そんなに特殊な発想でも無いと思いますから
 おそらく、警戒心の強いプログラマーなら
 大概の人間ががそうするんじゃないですかね」
「なるほどな」
「まあ、今、言った事はあくまでも可能性の話ですから
 そう言う罠が仕掛けてあるとは限りませんよ。
 一か八か、仕掛けてない方に賭けて分析してみようって言うなら
 俺もやってみますけど」
「・・・そのトラップに気付かれないように解析する事は?」
「無理でしょうね。多分、分析しようとした途端に作動すると思います」
「・・・・・・。
 分かった。じゃあそれは止めておこう。
 俺は、そう言う一か八かの危険な賭けって好きじゃねーんだ。
 要はこのパスワードを解読すれば良いんだからな」
「・・・大丈夫ですか?ユキさんいないのに」
「オイオイオイ、随分と見くびった事を言ってくれるな?
 俺はアイツに負けてるつもりは無いぞ?」
「・・・すいません」

まあ、コイツは全てにおいてユキが一番だろうと思ってるだろうし
その辺りに関して今更アレコレ言う気も無いが・・・。

「とりあえず、今回はこれで良い。事務所に戻ってやってみる。
 でも後でまたやって貰う事が出来ると思うからそのつもりでいてくれ」
「分かりました。でもジュンさん、ユキさんの事も忘れないで下さいよ」
「・・・分かった分かった」



俺はアキラの家を出ると、事務所に戻った。

結局、振り出しに戻ったようなもんか・・・。
暗号を解読しないといけない所に戻っちまった。



とりあえず、もう一度暗号を見直してみる。



3 5 9 10 19 20 21



アルファベット変換法じゃないなら、他の方法を試せば良いだけだ。
あれこれと解読方法を試してみる。

何か特殊なモノを付け足す解読方法もあるが
この暗号には数字しか書かれていない。
って事は、何か足したりせずこれだけで正解に辿り着ける筈だ。

問題は、解読方法って事か・・・。

真壁は解読したらしいが、アイツはどうやったんだ・・・?



そして俺は、色々と試してみたが・・・。
どれもこれも正解にはならなかった。

平仮名に変換してみても、数字を足してみても
それらしい文章にはならない。

それでも出た答えを一応入力してみたが・・・不正解だった。

何かしらの文章や言葉にならなくても、それが不正解とは限らない。
そうやって『暗号を解けば言葉になる』と言う思い込みを利用して
わざと滅茶苦茶な、ただの文字の羅列をパスにする、って言うのは
十分あり得る事だからな。

だが、それでも・・・、正解にはならなかった。

くそ、何なんだこの暗号は!?



・・・気付けばもう夜だった。
まずいな。時間が無くなって来たぞ。
そろそろ椎名家に戻らないといけないしな。



ピーピーピーピー

「・・・ん?」

電話だ。誰だ?アキラか?

・・・お?

『あ、もしもしジュン?』
「どうしたユキ?何かあったのか?」
『んー、ちょっとね。聞きたい事があって・・・』
「何だよ、聞きたい事って」
『前にみんなで、嘘つきパラドックスの事で
 あれこれ話した事があったでしょ?』
「ああ、そう言やそんな事もあったな」
『その時、私が何て答えを出したか覚えてる?』
「お前が出した答え?覚えてねーの?」
『ちょっと色々あってね。度忘れしちゃって・・・』
「まさとさんの事か?」
『・・・違うわよ!!』

・・・当たりだろうな。

「まあ良いや。お前が出した答えだろ?
 確か、獅子が正しいってやつじゃなかったか?
 ヤギと龍を嘘つきだと確定させるってので」
『・・・ああ、それそれ!思い出した!
 ありがとう!助かったよ!!』
「つかお前、何やってんだ?何で仙台まで行って
 嘘つきパラドックスの答えが必要になってんの?」
『ちょっと厄介な事になっててね。話すと長くなるから
 帰ったらちゃんと説明するよ』
「ほー?何なんだかな?・・・ところでユキ」
『ん?』
「ちっと、暗号の解読をやってみてくれないか?」
『暗号の解読!?ジュンこそ何やってんの?』
「俺のは依頼だよ。まあ、こっちも色々あって面倒な事になってな」
『へー、面白そうな事やってるんだね。私もやりたかったな』
「実際やってみたらそうも言ってられないぜ。確かにやり甲斐はあるけど
 想像以上に面倒なモノだからな」
『へー・・・。で?どんな暗号なの?』
「3 5 9 10 19 20 21
 これだけだ」
『え、数字だけなの!?』
「そうなんだよ」
『アルファベット変換法じゃないの?』
「いや、俺も最初にそれを試してみたんだけど違ってた。
 他の解読方法も片っ端から試してみたが
 どれもこれも違うんだよ」
『・・・・・・。
 解読のヒントとかは出てないの?』
「無い。これだけだ」
『て事は、その数字だけで正解が出せるって事だよね』
「そうだろうな」
『うーん・・・、分かんないなあ・・・。
 もうちょっとじっくり考えれれば何か思い付くかも知れないけど・・・』
「ああ、無理しなくて良いぜ。これは俺達の問題なんだから
 お前はお前の問題に集中しとけ」
『ごめんね、役に立てなくって』
「気にすんなって」
『あ、でもさ。そう言うのって意地悪な答えにしてるんだろうね。
 ちゃんとした単語じゃないとかで』
「ああ、それは俺も思ったよ。ただそうなると、おそろしく厄介だよな。
 ある意味、答えの可能性があるモノって言うのは無限にあるって事だし」
『ま、頑張ってね』
「あ、それともう一つ言っとく事があった」
『今度は何?』
「さっきアキラに頼み事をしたんだよ」
『何でアキラに?』
「パスワード解析プログラムを借りようと思ってな。
 ・・・プロテクトが掛かってて失敗したけどよ」
『まあ、厳重だこと』
「で、その時に、お前に連絡させるように約束しちまったから
 帰って来てからで良いから、アイツに電話してやって欲しいんだ」
『・・・勝手に私を条件に使わないでよね。
 ま、あの子なら仕方ないか。
 分かった。月曜に帰った時にでも電話するよ。覚えとく』
「すまないな。じゃあお前も頑張れよ」
『ありがと。じゃーねー』



・・・さて。

やっぱりユキも同じように困惑しちまった、か・・・。

この暗号の答えは一体何なんだ・・・!?



つづく



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